皆様こんにちは。
私はカンボジア日本語ガイドのブンキァンと申します。
毎日、カンボジア旅行に来た日本人の皆様を案内しております。私のツアーは初めての旅行でも、一人旅行でも、家族旅行でも、団体でも安心です。
今日はアンコール朝の王と信仰について一部説明したいと思います。
世界中のどんな文明でも、民を治めるために
は、人間の力を超えた神の存在を必要とした。カ ンボジア地域においても同様で、アンコール朝の 王たちは、ヒンドゥー教、および仏教を篤く信仰 していました。しかし、この場合の神の存在は、単な る宗教的存在ではなく、実質的な利益をともな う必要がありましました。日本においても高僧たちですが、た め池などの灌漑施設を造ったり、疫病の蔓延を 防ぐための治療を行ったりしました。人間が生きるた
めの知恵を与えてくれるのが、宗教の役割でありました。いわば宗教者たちは科学文明の先導者であ り、宗教施設は神殿であると同時に、文明科学・ の実験室でもありました。 亜熱帯地域で国家運営を行うための最重要課 題は農業のための治水でありました。1年を通して水 さえふんだんにあれば、この王国は常に豊かであ りました。雨季の大量の降雨による河川の氾濫を抑
え、乾季の水不足を解消するために巨大な貯水 池であるバライが造られました。多くの寺院は、排水 と貯水の技術や高水準の建築技術を示す展示場 でもあり、また、宗教博物館でもありました。 宗教が気候風土に適した技術を発展させたように、宗教の教義そのものも変化していった。ア ンコール朝の宗教は、インドから彫刻や図像学 の技法や概念を学んだことは間違いないだろう。
その吸収時期は7世紀頃までとみられ、その後 は日本の平安時代のように独自の美意識を醸成 するようになります。
皆様もしカンボジアへ遊びにいらっしゃったら、ぜひカンボジア日本語ガイドブンキァンに任せて下さい。
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