トンレサップ湖はカンボジアの中央に位置する大湖です。伸縮する湖と言われ、乾季の4~6月は約3000㎢の大きさですが、雨季の8~10月には約倍以上の約1万㎢の面積にまで膨れ上がります。湖には300種類の淡水業が生息し、東南アジアで最も淡水魚の種類が多い言われています。古来より漁業が盛んで、淡水魚としては世界でも有数の漁獲高を誇っています。とはいえ近年水質汚染や乱獲で生態系の変化もささやかれ、魚の数も減りつつと言います。ここにはカンボジア人をはじめお隣のベトナム人なども漁にやって来るため、湖には漁師の水上家屋がズラリと並んでおり、それらの水上家屋や養魚場を巡るトンレサップ湖クルーズが人気です。水上家屋や商店、小学校、ガソリンスタンドなどが浮かぶ水路を通ってトンレサップ湖へ入り、広大な風景を楽しんだあと、養魚場で休憩し、ボート乗り場へ戻る、所要約1時間30分が一般的なコースです。またサンセットを船上から見るサンセットクルーズを催行する旅行会社もあります。ちなみに町中から湖までの道沿いにヤシやバナナの木々が立ち並び、それらの間にぽつりぽつりと高床式の家やプラホックを作る小工場などもあっ